「最近、美容院に行くのがなんだか億劫…」
「そもそも美容院って苦手」
「白髪が気になるけど、毎月美容院に通うのはきついな」
「でもバサバサで、きたなくみられるのは嫌!」
40代〜50代になると、髪にまつわる悩みは尽きません。
なのに忙しい毎日で、美容院に行く時間と気力、時にはお金も足りないと感じていませんか?
美容師を辞めて気づいたこと

美容院に行くのって、けっこう面倒だったんだ…
美容院を探して、髪型悩んで、予約して…
時間かかるし、気持ち的に遠いな〜
この記事では、美容師を辞めて10年、美容院は半年に1回しか行かない元美容師が
**「頻繁に美容院に通わなくてもキレイを保つ知恵とスキル」**をお伝えします。
結論としては、
①髪と頭皮にいいシャンプーを使おう。
②髪と頭皮にいいブラシで毎日ブラッシングをしよう。
③アイロンでツヤと毛先のまとまりを作ろう。
④白髪は放置せず隠そう。
⑤美容師にいい仕事をしてもらおう。
大事なのは、限られた予算や、時間の中で何を選び何に時間とお金を使うのが最も効果的なのかを知ること。そして、それを続けることです。
そもそも、「きれい」の定義とは??
髪をきれいに保っている人は魅力的ですよね。
では、その人に美容院に行く頻度を聞いたことはありますか?
多くの場合、「ちゃんと美容院に行っているんだろうな〜」っていう勝手な想像です。
「きれい」をかもしだすポイントはたった3つ
- ズバリ!ツヤ!
- 毛先のまとまり!
- 根本のカラー
この3つさえ押さえておけば世間でいう「髪のきれいなひと」なのです。
金髪のボブを想像してみてください。
・つやつやでカットラインがきれいに分かるまとまったボブは「おしゃれでかわいい」
・ばっさばさでつやもなく毛先がひろがっていて根本は真っ黒なボブは「自分で染めて失敗した?」
日本人の黒髪を金髪にするには何度もブリーチを繰り返すのでひどいダメージになります。
同じダメージでも見せ方でこんなにイメージがかわるのです。
美容院に行ってないと思われるポイント
- パサパサでつやがない
- ボリュームがでてひろがっている
- 髪型がへん
- 根本の白髪が伸びている
頻繁に美容院に通っていても、パーマやカラーを繰り返し、家での正しいケアもせず、ひどいダメージでどうしようもなくなってしまうケースも少なくありません。
つまり、「実際に美容院に行く回数」ではなく「どう見えるか」
人は感情の生き物です。
いつもキレイな人を「美容院に頻繁に行っている」と勝手に思い込んでいるのです。
逆を言えば、一年に1〜2回しか美容院に行かなくても、きれいに見えるポイントを押さえておけば勝手に「ちゃんと美容院に行っているんだろうなぁ〜」と思い込んでくれます。

では、実際に何をすればいいのか解説していくね
自分でできることを正しく知ろう!
ホームケアに時間とお金をかければいい訳ではありません。
物が溢れたこの世の中で、何を選び、どう使うかがとても重要になります。
・正しい知識で選ぶ力を身につけよう!
・効果的な道具と使い方を身につけよう!
重要度★★★ シャンプー剤選び
ホームケアで重要というと「トリートメント」と思いがちですが
いっっっちばん重要なのは「シャンプー剤」です!!
どれだけいいトリートメントをしても、どれだけ高価なドライヤーを使っても
へんてこなシャンプー剤を使っていたらそれだけで全く意味がなくなります。

へんてこなシャンプーとは??
洗浄力が強く、添加物もりもりシャンプーです💦💦
あなたは普段、どんなシャンプーを使っていますか?
シャンプーは日用品で消耗品です。
値段もピンからキリまであり、とても迷うポイントです。
いいものを使いたいけど、できるだけ支出も押さえたい。
ですが、食べ物と一緒であなたを作るものです。
日々の積み重ねが頭皮と髪質を大きく左右してしまいます。
では、何を使えばいいのか。
まずはシャンプー剤の主な分類を知りましょう。
価格帯 | 主な成分タイプ | 特徴 | 主な商品 |
---|---|---|---|
【サロン専売品】2500円〜10000円以上 | アミノ酸系・PPT系+高濃度補修・保湿成分 | 髪や頭皮、自然にもやさしい上級シャンプー | サロンのオリジナルなもの |
【オーガニック・無添加系】2500円〜5000円以上 | アミノ酸系 or ベタイン系・石けん系+植物由来エキス | 肌へのやさしさ重視で敏感肌向き。 | アヴェダ、ジョンマスター、haru、バーデンスなど |
【ちょっと良い系・サロン監修】1000円〜2500円前後 | アミノ酸系やベタイン系+補修成分少々 | マイルドな洗浄力で市販でも比較的安心。香り・デザインも人気。 | ボタニスト、ダイアン、&honey、いち髪(プレミアムライン)など |
【ドラックストア定番】 〜1000円前後 | 石油系(高級アルコール系) | かなり強い洗浄力。乾燥しやすい。 | メリット、パンテーン、ラックスなど |

おすすめは
【サロン専売品】or【オーガニック・無添加系】です!
ここさえ押さえておけば、ホームケア80点はとれます。
おすすめの理由
髪の毛はアミノ酸でできています。だからアミノ酸系のシャンプーは同じ成分でやさしく汚れを落とし、さらに髪を修復することができるのです。
このアミノ酸の濃度によって値段に幅がでてきます。
アミノ酸の濃度が高いシャンプーはかなり高価になりますが1回の使用でもすごさを実感できます。
💡他のヘアケアアイテムの費用を抑えてもここはシャンプーにBET(出して)して欲しいところです。
が、日常的に続けなければいけないのでそこは予算と相談になりますね。
【ちょっと良い系】シャンプーはアミノ酸の中でも洗浄力が強いものを使っている点と、不必要な添加物を多く使っている点であまりおすすめできません。
【ドラックストア定番】シャンプーは石油系界面活性剤(ラウレス硫酸Naなど)が使われていることが多く、洗浄力がかなり強く、必要な皮脂まで取りすぎる・乾燥・かゆみ・刺激・カラーの退色が早まるなど悪影響を及ぼすことが多いです。「健康な頭皮を作りたい」「きれいな髪になりたい」人は避けてください。
シャンプー剤選びは重要なポイントです。
トリートメントや髪の美容液など、どれだけいいものを使っても強い洗浄力のシャンプーで洗うと全部洗い流してしまうので意味がないのです。
トリートメント剤選び
いいシャンプー剤を使っていればトリートメントはそれほど重要ではありません。
基本、シャンプーと同じメーカーの物で大丈夫です。
覚えておいて欲しい点は3つ
・シリコン系のものは避ける。
・手触りや香りを重視した添加物多めのものは避ける。
・頭皮や根本はしっかり流す。
シリコン系のものや不要な添加物は、髪や頭皮に残留し毛穴を詰まらせたり臭いや薄毛、かゆみなど頭皮トラブルを起こします。また、髪が硬く重くなり、ごわつき、ベタつきの原因や、パーマがかかりにくい、カラーの色が入りにくいなど美容院でも扱いにくくなります。
ラベルに「ノンシリコン」「フリー処方」の表示がある物を選びましょう。
持っていて欲しい道具
半年美容院にいかない!と決め込んだら絶対に揃えたい装備品があります。
①髪と頭皮にいいブラシ
ブラッシングを甘く見てはいけません。
ブラッシングは畑を耕すのと同じです。
良い畑に良い野菜は育つもの。
ブラッシングは頭皮の血行をよくし、汚れを浮かせます。
髪のからまりをとり、キューティクルを整えます。
意外と知らないのですが、とても大事なアイテムです。

質のいいブラシで朝と夜(シャンプー前)必ずブラッシングをしてください。
驚くほど髪質が変わります!
②ヘアアイロン
ボリュームが出てしまう人、クセがある人、ツヤが足りない人、直毛すぎる人…
ほぼすべての人が持っていると便利です。
ただ、使い方が分からない、使いこなせない、という人がほとんどなのも事実です。
しかーし、使い方を覚えれば、人生がものすごく変わります!!
ここは頑張るしかない。
つやと毛先を整える目的なら
5000円位の日本製のアイロンを使い、表面を根本から挟み毛先までスライドするだけでOKです。
慣れてくれば、外はねや内巻き、カールやウェーブもできるようになります!
③ヘアカット用のハサミ
前髪を切りたい方、工作用のハサミを使わないでください!
傷みます。
ちょっとしたセルフカット(主に前髪)を覚えると、これもまた人生が変わります。
白髪を隠すためのホームカラー
40代〜50代女性の髪のお悩みNo,1は、やはり白髪…
染めても染めても1ヶ月もすると、もう気になり始めます💦
ホームカラーは避けて通れないところですが、自宅で染めるのは、失敗しそうだし傷みそうだし何を使っていいのか分からないし、なかなか難易度が高いですよね。
今は簡単にできる物もたくさんあります。難易度の低いものから挑戦してみましょう。
①難易度★ その日だけカバーする「リタッチコスメ」
分け目や顔周り、襟足等気になる箇所を出かける前に、ささっとひと塗り。
失敗することなく簡単にカバーできます。
マスカラタイプ、ペンタイプ、パウダー、バームなど様々なものがあります。
②難易度★★ 日々の習慣で徐々に染まる「カラートリートメント」
カラーほどしっかり染まりませんが白髪をぼかすには丁度いいアイテムです。
トリートメントなので傷まないし、失敗することもほぼありません。
メーカーによって違いはありますが、シャンプーの後につけて流すというよりは、お風呂に入る前にしっかり付けてしっかり時間をおく(30分位)方法のほうがかなり効果的です。
ビニール手袋やヘアーキャップ、黒いタオル(すべて100均でそろいます)も準備しておきましょう。
③難易度★★★ ヘアカラー
確実に染まります。が、薬剤選び(クリームタイプ?泡タイプ?何色??)から始まり失敗しない塗り方、放置時間、流し方、ダメージを抑えるには…などなど注意点が満載です。かぶれるリスクもあります。
それでも使いたい場合は、
塗布する場所を、分け目と顔周り、襟足など目立つ部分の根本のみに限定し、あまり頻繁に使わないことをおすすめします。
美容師に任せることを知ろう!
美容院で何をしたいですか?
・カット
・カラー
・パーマ・ストレートパーマ(縮毛矯正)
・トリートメント
などなど…
半年行かないと決めたあなたに何が必要??

その答えを正確にだせるのは美容師です。
「忙しくてなかなか通えないので半年伸びても大丈夫な感じにしてください。」
と言ってください。
ちゃんとした美容師なら髪質や白髪の量、普段のケアなどからベストな方法を選択します。
カウンセリングであなたがやること
・好きなスタイルを正確に伝える。(画像を見せる)
・好きではない髪型を伝える。
・しっかり話し合う。
・料金を確認しておく。
プロの目から見れば、あなたの要望がかなわないこともあります。
たとえば
「ショートにしたい」→美容師 ✕「すぐにスタイルがくずれるから」
「けっこう明るめのカラーがいい」→美容師 ✕ 「伸びてきた時、根本が目立つから」
カウンセリングでしっかり話し合い、最終的にどうなるのか確認しましょう。
美容院でやることは以上です😆
信頼できる美容師がいない人はこの記事をご参考に!
まとめ:やるべきことを明確にし、実行するのみ!
キレイを保つ方法はそれほど難しくありません。
何を使い、何を習慣化するか。美容院では何をしてもらうか。
これだけです。
①髪と頭皮にいいシャンプーを使いましょう。
②髪と頭皮にいいブラシで毎日ブラッシングをしましょう。
③アイロンでツヤと毛先のまとまりを作りましょう。
④白髪は放置せず隠しましょう。
⑤美容師にいい仕事をしてもらいましょう。
大事なのは、限られた予算や、時間の中で何を選び何に時間とお金を使うのが最も効果的なのかを知ること。そして、それを続けることです。
ぜひチャレンジしてみてください!すぐに実感できるはずです😊
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